謎の地形を発見、DAHONに乗って確かめにいく

偶然みつけた謎の地形木曜からついに関東も梅雨入りっぽい。

週間予報をみても、しばらくは雨マークが続いていて走れそうにないので、前日の水曜にちょっとでも走りにいきたいなぁとGoogle Mapsをぐりぐりと見てました。

近場の知らない駅の探検シリーズかな、と思いながらみていたんですが、偶然 気になる地形の場所を発見。

なんだこれ?? これは気になります。

ということで、行き先はここに決定。
これが何なのかを確かめにいくことにしました。

場所は船橋と市川の境目あたり、距離は13kmと、ちょっと乗るにはいい距離。
中山競馬場を通過し、さらに西へ進みます。

中山競馬場

しばらく細い道を迷いつつも走っていると、突然それらしいところに辿りつきました。

どっから入るんだろ。

それらしい場所を発見

入り口ぐるっと回っていくと入り口が。

大柏川第一調節池緑地

とありました。

「緑地」とありますので公園のように整備されてるようですが、「調節池」ってなんだろ。
この施設の正体を知るべく建物へ。

この建物はビジターセンターになっていて、この施設の説明や展示がありました。

どうやら「調節池」というのは、川が洪水などで氾濫したときに、一時的に溢れた水を引き込んで逃がすための池のようです。
実際、昨年の台風のときなど、ここに水を逃がすことで下流域の洪水被害を抑えたのだとか。

洪水のときは、ここから川の水を引き込んできて調節池に逃がすようです。

川の水を逃がす堤?

本来の機能としては「調節池」なのですが、普段は生物の生息環境保護のための緑地となっているそうです。

ゾーニング

ここには14個の池があるんですが、
1) 生息環境保護ゾーン(赤)
2) 生息環境整備ゾーン(黄)
3) 自然環境活用ゾーン(緑)
と、3つのエリアにゾーニングされていて、1) と 2) のゾーンは立ち入りができなくなっています。
3) の緑のゾーンだけは生物の観察などを楽しめるようになっていました。

ということで、自然環境活用ゾーンを回ってみることに。

とにかく広いです。

大柏川第一長生緑地のパノラマ

* クリックで拡大

自然環境活用ゾーンは最低限の通路だけが確保されていますが、アスファルトや護岸などは一切なく、自然環境を活かした作りとなっていました。

自然環境を活かしたつくり

活用ゾーンの6つの池の水辺をまわったんですが、いろんな生物に会えました。

シオカラトンボシオカラトンボ

ナツアカネナツアカネ

産卵するシオカラトンボ浅い水辺ではシオカラトンボが産卵してたり。

写真はありませんが、他にもオニヤンマ、ギンヤンマのつがい、チョウトンボ、ムギワラトンボ、イトトンボなどもいましたね。

もうちょっと夏に近づけば、水生昆虫もきっと観れることでしょう。
この日はアメンボぐらいしか発見できませんでしたが、ミズカマキリやタガメなんかもいそうな雰囲気。

シマヘビシマヘビ。かわいい☆

ダイサギダイサギ

他にもヨシキリやゴイサギ、カイツブリ?やカワセミまでいました。

あたりはウシガエルの鳴き声が響き渡り、田舎育ちの私としてはなんとも気持ちが落ち着く場所。

という感じで、思わぬ形で自然を堪能できました。

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帰りは違う道を適当に走ってみたんですが、タイムスリップしたかのような商店街に迷い込みました。
谷津駅の商店街とのこと。

ここ、実は家から4kmほどの場所です。
駅の名前は聞いたことありましたが、長年住んでいて、こんな商店街があるとは知りませんでした。

懐かしい雰囲気の商店街

この雰囲気ならきっとあるはず.... と商店街を回ってみると、やはりありました。

谷津の昭和喫茶

大好きな昭和喫茶です。
ちょっと照明が明るいけど、なかなかいい雰囲気のお店でした。

この日は少し走っただけですが、新たな発見ができた日となりました。
大柏川の調整池も商店街も、自転車に乗っていなかったらできなかった発見です。

こういう思ってもいない出会いがあるから自転車は面白いですね。

梅雨に入る前に走っておいてよかった(^-^)