紆余曲折、DAHON Speed P8のハンドル調整

昨年10月に導入したDAHON Speed P8ですが、いまのハンドル・ポジションに行き着くまでにはいろいろと悩んで試行錯誤してきました。

DAHON Speed P8の初期状態初期状態がこれです。
いろんなところを走りにいって感じたのは、
・ハンドルが結構クイック
・前傾がとりづらい

ということ。

そこで、まずはここから。

バーエンド・バーの取り付け。

DAHON Speed P8にバーエンドバー

これによって手と腕の向きが自然になり、細かな操作がやりやすくなりました。
なので1点目の課題はだいぶ解消されました。

ただ標準のフラットバーだとグリップの幅が広いので、やはりまだクイック気味。ちいさな操作でもハンドルが切れやすい感じ。
また別の問題として、バーエンド・バーだとブレーキから手が離れてしまうため、とっさのブレーキ操作が必要なときに遅れてしまう気がします。

そこで、ハンドルをフラットバーからブルホーン・ハンドルに変更することに。
使用したブルホーン・ハンドルはKinetix Pro TT

DAHON Speed P8にブルホーン・ハンドル

ブルホーンハンドルの幅は元のフラットハンドルよりも短く、クイックさがかなり解消されました。
またブレーキもすぐに操作できるようになり、安全面の課題も解消です。

こうなると いよいよ前傾が取れないことが気になってきました。
ショップの方と相談しながら、ハンドルポストを4cmカットしてもらいました。

DAHON Speed P8にブルホーン・ハンドル、さらにハンドルポストを4cmカット。
ハンドルポストの高さが調整できる2013年モデルですので、ポストをカットすることでさらに調整が可能になります。
#ショップの方に教えてもらいましたが、高さ調整できない2014年モデルの場合も旧モデルの高さ調整できるポストに換装した例もあるそうです。(モデルによっても対応できる、できないがあるかも...)

しばらく乗っていて、もう少し低いほうがいいな、と感じてさらに3cmカット。
DAHON Speed P8にブルホーン・ハンドル、さらにハンドルポストを3cmカット。

ブルホーンでは、初期のフラットバーの状態よりも手の位置が当然前になるわけですが、走行距離が長くなるにつれて疲労しやすくなってきました。
特に背中と腰が張りが出てきたのです。

走行中の姿勢を横から写真と動画で撮影してもらった感じから、今のままではちょっとハンドルが遠いんだな、と。

そこでこれを装着。
SATORI ABERHALLO ハンドルポジション・チェンジャーです。

DAHON Speed P8にSATORIのハンドルポジション・チェンジャーを逆向きに装着

通常はこのポジション・チェンジャーはハンドルバーを遠くするのに使用されるかとおもいますが、私の場合は逆向きに装着しました。
これによりバーが2cmほど手元に近づきました。
さらに角度調整を一番下まで落として設置し、ハンドル位置をさらに約4cmダウン。
これとサドルの位置の調整を併せて行い、ようやく私の身長/座高/腕の長さにベストなポジションになったんじゃないかな、と思います。

DAHON Speed P8の現在の状態(2014年5月)

このSATORI ABERHALLO ハンドルポジション・チェンジャーを装着してからは、遠乗りしても背中や腰の張りも殆どなくなりました。

実はブルホーン化することで、段差などでの大きな衝撃や急ブレーキ動作によってハンドルバーが前方にずれてしまうことがありました。
これは標準のハンドル・ステムにブルホーンを装着したときの泣き所ともいえるかと思います。

が、今回のSATORIのハンドルポジション・チェンジャーを設置してからは、ハンドルまわりの剛性が圧倒的にアップし、ハンドルバーのズレも全くなくなりました。
# ポジションチェンジャーを逆向きに設置したことも実は効いていると思ってます。
まったくの副次的な効果ですが、スピードのでやすい自転車ですので、この安心感アップは精神的に大きいです。

ということで、現状の私のベストな設定は、
 ・ハンドルバーの高さが初期状態よりも4cm+3cm+4cmで約11cmのダウン
 ・そして前後は2cmほど手前に
という設定となりました。
# もちろんこの設定は私の身長や座高、腕の長さなどにフィットしたものです。

ブログだと、ここまでスムースに取り組んできたように見えるかもしれませんが、ここに書いてない細かいレベルで いろいろと設定を変えたり試したりしました。なので人それぞれベストなポジションにたどり着くまでは 大変かとおもいます。

私がやってきた試行錯誤がポジションに悩む方にとって何かしらの参考になれば幸いです☆